ポルシェと過ごす感動の日々
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金曜日のブログ担当『辻』です
空冷ポルシェ964のオイル交換
空冷964のエンジンはM64/01と呼ばれ
排気量は3600ccで250PS/310NMを発生する
レーシングカーと同じドライサンプ方式を採用しているため
オイルパンなる物は存在しない
964モデルからは空力処理と騒音レベルを下げるために
巨大なアンダーカバーが存在
先ずは12本のボルト外しから
964のエンジンオイル量は約10㍑
指定粘度は15W-50#
今となってはかなり硬い
間違って5W-40#などシャばいオイルを入れようものなら
古いゴム製パッキンを浸透しオイル漏れを引き起こす可能性有り
当店で使用するのはメテオオイル
※写真はサーキットスペックです
10㍑の内訳は右クォーターの鎮座するオイルタンクから7㍑
クランクケースから3㍑である
そしてオイルを注入、先ずは8㍑ほど給油して
オイル漏れのチェックとエンジン暖気
冬場は中々暖まらず30分は我慢の暖気
ここからが大切なオイル量併せ
エンジンが完全に暖まると右フロントバンパー内の
オイルクーラーファンが回りだす
ファンが回るとサーモスタットが開くので
このタイミングで油量調整
この作業を怠るとオイル入れすぎ傾向になり
オイル過多によりマフラーから白煙が・・・
単純な機構のエンジンですが流石の油冷エンジン
そういう処は繊細なんです
最後アンダーパネルを装着して完了です
冬場は2時間コースですね
ご利用ありがとうございました。